AGA治療で後悔する原因10選!しないほうがいいのかデメリットと失敗しないための注意点を解説

薄毛・抜け毛といったAGAの症状の進行を止めたり、発毛を促したりすることができるAGA治療。
AGA治療によって薄毛・抜け毛の悩みが減り、「AGA治療を受けてよかった」と感じる方も多い一方で、
- 治療費を負担するのが大変だった
- 効果が実感できるまでに時間がかかった(即効性がない)
- 治療薬の副作用が現れた
など、「AGA治療を受けなければよかった」と後悔するケースも少なくありません。
AGA治療を受けるにあたっては、後悔する可能性があることも頭に入れておくとともに、「後悔しないためにはどうすれば良いのか」という注意点を知っておく必要があります。
では、AGA治療で後悔するのは一体どういう状況に陥った時なのでしょうか?
AGA治療で後悔する原因と、AGA治療で失敗しないための注意点について解説します。
よくあるAGA治療で後悔する10の原因・デメリットはコレ!

では早速、AGA治療で後悔する原因について紹介します。
AGA治療で後悔した方は、どういう時に「AGA治療をしなければ良かった」と感じたのでしょうか?
①治療費を負担するのが大変だった
AGA治療は健康保険が適用されない自由診療なので、全額自己負担で治療を受けることになります。
主なAGA治療薬の、1ヶ月あたりの費用負担の例は以下の通りです。
フィナステリド(プロペシア) | 2,000~10,000円 (初月のみ安い場合も多い) |
---|---|
デュタステリド(ザガーロ) | 7,000~12,000円 |
ミノキシジル外用 | 5,000~20,000円 |
ミノキシジル内服 | 6,000~12,000円 |
※クリニックフォア・DMMオンラインクリニック・イースト駅前クリニック・AGAヘアクリニック・AGAスキンクリニックを参考に算出
1種類のみの処方(単剤処方)であれば費用負担は抑えられますが、AGA治療は複数の治療薬を組み合わせるケースも多いです。
また、メソセラピーやHARGといった治療を組み合わせることもあるので、その場合は費用負担が大きくなります。
他には、
- 処方される治療薬の濃度
- 海外製・国内製のどちらであるか
- 初診料・再診料・血液検査料・頭皮ケア用品(シャンプーやサプリ)などの追加料金
- どの購入方法を選ぶか(単月購入・まとめて購入・定期購入)
といった点も、費用負担を左右します。
AGA治療を始める前は「このくらいの費用負担なら大丈夫」と思っていても、実際始めてみて、
途中で治療薬を追加することになった
シャンプーやサプリも使うことになった
といった形で費用負担が増えることになると、「この先AGA治療が続けられるか自信がない」と後悔する方も少なくないようです。
その上、継続する必要がある治療ですし、クリニックによって治療費が異なるため、よく考えずに価格設定が高いクリニックを選んでしまうと、費用負担が増えて後悔する原因になります。
②初期脱毛により「AGAが進行した」と思ってしまった
AGA治療を始めて10日~1ヶ月くらいすると、一時的に抜け毛が増えて症状が進んだように感じる「初期脱毛」という現象が起こることがあります。
特に、毛母細胞に直接作用するミノキシジルを使用した場合に起こりやすいのですが、デュタステリドやフィナステリドを使用した場合でも起こることがあります。
初期脱毛自体は、AGA治療薬によって乱れていたヘアサイクルが正常に戻る過程で発生する現象で、新しい髪の毛を生やすために、古い髪の毛を外に押し出そうとしている状態。
一言でいえば「薬が効いている証拠」で、一般的には1~2ヶ月程度、長くても3ヶ月程度で治まります。
ところが、医師の説明が不十分だった場合や、自己判断でAGA治療薬を服用した場合など、初期脱毛のことをよく知らずにいると、
AGA治療を始めたのに抜け毛が増えてきた(症状が進行した)
AGA治療をやらなければよかった…
と後悔する可能性が考えられます。
③効果が実感できるまでに時間がかかった・効果が実感できる前に治療をやめた
AGA治療の効果は、治療を開始してすぐに実感できるものではありません。
個人差はありますが、3~6ヶ月程度治療を続けることで、やっと効果が実感できるようになってくる方が多いです。
そのため、最初は目に見える変化がないことで不安になり、「効果がない!AGA治療を受けなければよかった…」と思ってしまう可能性があります。
AGA治療では初期脱毛の症状が現れることもあるので、目に見える変化がないことと初期脱毛の症状が重なり、効果が出る前に治療をやめてしまう方もいます。
④治療薬が合わずに効果が得られなかった
AGA治療の効果には個人差があり、効果が得られる方がいる一方で、人によっては治療薬が合わず、効果が得られないこともあります。
そのため、効果が得られなかったことでAGA治療を受けたことを後悔する可能性があります。
例えば、フィナステリドとデュタステリドはどちらも「5α還元酵素阻害薬」ですが、作用する5αリダクターゼ(5α還元酵素)の型が異なります。
デュタステリドのみが作用する、5αリダクターゼⅠ型が多い部位で薄毛・抜け毛の症状が現れている場合、フィナステリドでは効果が得られにくい可能性があります。
そのためクリニックでは、効果が得られるように治療薬の追加や変更を行うのですが、中にはそのまま治療をやめてしまう方もいます。
また、こちらは自己責任ですが、治療薬が合っていても、
- 服用・塗布を忘れることが多い
- 毎日服用するところを2日に1回にしている
- 半分に割って服用している
- 用量を抑えて使っている(ミノキシジルを少なめに塗布するなど)
など、医師の指示通りにAGA治療薬を使っていない場合にも、効果が得られずAGA治療を受けたことを後悔する原因になります。
⑤副作用の症状に見舞われた
AGA治療薬によって症状は異なりますが、副作用の症状に見舞われることがあります。
【ミノキシジル内服の主な副作用】
血圧低下や動悸、頭痛やめまい、体重増加、手足のむくみ
また頭髪の増加に伴い、他の部位の毛量も増加することがあります。【フィナステリド(プロペシアジェネリック)・デュタステリドカプセル(ザガーロジェネリック)の主な副作用】
性欲減退・勃起不全、まれに食欲不振、全身倦怠感などが起きる可能性があります。引用元:DMMオンラインクリニック
フィナステリドとデュタステリドは男性ホルモンに作用する治療薬であるため、性機能に関わる副作用が多いです。
どの症状がどの程度の強さで現れるかにも個人差がありますし、持病や服用している薬によっても左右されます。
ですが、人によっては副作用の影響でAGA治療を続けられなくなることもあり、「AGA治療を受けなければ良かった」と感じる原因になってしまいます。
子供を望んでいる男性の場合、AGA治療を受けること自体は可能ですが、性機能に副作用が現れて妊活に影響し、AGA治療を中断せざるを得なくなるケースもあります。
⑥自己判断で個人輸入したAGA治療薬を使った
AGA治療にかかる費用を抑える方法として、「海外製のAGA治療薬を個人輸入する」という方法があります。
しかし、自己判断で個人輸入したAGA治療薬には、以下のようなリスクがつきまといます。
もちろん、個人輸入したAGA治療薬すべてが危険とは言い切れません。
ただ、手元に届いたAGA治療薬が偽造医薬品(偽物)・粗悪品だったり、健康被害に遭ったりした場合に、後悔する可能性が考えられます。
そもそも、医師の診察を受けなければ、薄毛・抜け毛の症状がAGAであるかどうかわからないので、「AGAではないのにAGA治療薬を個人輸入して使っていた」という自体にもなりかねません。
この場合は、AGA治療薬を使用していた時間・費用も無駄になってしまいます。
⑦クリニック選びを間違えた・失敗した
AGA治療はAGA専門クリニックのほか、美容皮膚科や一般皮膚科などでも受けることができます。
ただ、クリニック選びを間違えてしまうと、さまざまな場面でAGA治療を受けたことを後悔する原因になってしまいます。
クリニック選びに間違えて後悔する原因を細分化すると、
- 先生やスタッフの対応が良くなかった
- AGA治療の実績や症例数が少なかった
- 治療費が高かった
- 治療の効果が得られなかった
- 診療方法(オンライン診療・対面診療)の選択を間違えた
といった原因が挙げられます。
先生やスタッフの対応が良くなかった
AGA治療は、効果が出たら終わりではなく、毛量をキープするためには継続的に治療を続ける必要があります。
そのため、例えば、
- 対応が冷たい・機械的(事務的)
- 説明がわかりづらい・不十分
- 患者の話をちゃんと聞いてくれない
- 不要な治療や商品を無理にすすめる
など、患者側が不快に感じる対応だと、通い続けることがストレスになる可能性があります。
特に相手の顔色をうかがってしまうタイプの方だと、なおさら辛いでしょう。
相談したいことがあっても遠慮してしまい、効果が得られないままだったり、副作用などの症状を我慢し続けたりという事態を招く可能性もあります。
AGA治療の実績や症例数が少なかった
AGA治療を受ける上では、クリニックが持つAGA治療の実績や症例数も大切な要素。
実績や症例数が少ないクリニックを選んでしまうと、
- 診断自体が適切ではなかった
- 自分に合ったAGA治療が受けられなかった(効果が得られなかった)
- 治療開始後に適切なフォローが受けられなかった
といった事態にもなりかねません。
その結果、治療に費やした時間やお金が無駄になることも考えられます。
治療費が高かった
「治療費を負担するのが大変だった」の項目で紹介した通り、AGA治療は全額自己負担で、クリニックによって治療費が異なります。
そのため、他のクリニックと治療費を比較せずに選んでしまうと、「治療費が高くて通い続けるのが難しくなった」という事態になる可能性があります。
もちろん、治療を開始する前に「治療費に納得できない」と断ることができれば良いのですが、断るのが苦手で流されてしまいがちな方の場合は、特にリスクが高いといえます。
診療方法(オンライン診療・対面診療)の選択を間違えた
AGA治療では、実際に来院して診察・治療を受ける対面診療のほかに、来院不要でスマホやパソコンから診察・治療を受けるオンライン診療を選ぶ方も多いです。
ただ、オンライン診療・対面診療にはそれぞれメリット・デメリットがあり、メリット・デメリットをよく知らないまま診療方法を選ぶと、後悔する原因になります。
メリット | デメリット |
---|---|
スマホやパソコンが手元にあれば通院する手間がかからない 交通費を負担する必要がない 近くにAGAクリニックがなくても受診できる 通院していることがバレずに済む | 頭皮の状態を直接診察してもらうことができない 診療時間が短く物足りなさを感じる 治療法の選択肢が少ない(内服薬・外用薬のみ) モチベーションを保つのが難しい 緊急時に対応できない可能性がある |
メリット | デメリット |
---|---|
頭皮の状態を直接診察してもらえる 治療法の選択肢が多い(注入療法・植毛など) | 通院する手間がかかる交通費を負担する必要がある 通院していることがバレる可能性がある |
オンライン診療と対面診療のどちらにも対応しているクリニックであれば、必要に応じて診療方法を切り替えできるので、後悔する可能性は高くないでしょう。
しかし、オンライン診療か対面診療のどちらかのみというクリニックの場合、デメリットによって後悔する可能性があります。
⑧薄毛・抜け毛の症状の原因がAGAではなかった
男性の薄毛・抜け毛の原因としては、AGAであるケースが多いですが、他の脱毛症によって薄毛・抜け毛の症状が起こっている可能性も考えられます。
例えば、ストレスや生活習慣の乱れによって薄毛・抜け毛が引き起こされていたり、
- 円形脱毛症
- 脂漏性脱毛症
- 薬剤性脱毛症
といった病気や薬の影響で、薄毛・抜け毛が引き起こされていたりすることもあります。
そのため、「実はAGAではなく他の脱毛症だった」ということが後から判明し、治療に費やしたお金や時間が無駄になったことで、AGA治療を受けなければ良かったと後悔するケースがあります。
クリニックで診察を受けている場合は、このような事態に陥るケースは少ないと考えられますが、自己判断で治療を始めた場合には起こりやすいといえます。
⑨AGA治療をやめたら薄毛・抜け毛が増えた(元の状態に戻った)
AGAは進行性の脱毛症なので、AGA治療でできるのは「症状の進行を止めること」までです。
AGA治療薬の作用によって抑えられていた抜け毛やキープできていた毛量は、AGA治療をやめると元に戻ってしまいます。
元に戻るばかりか、一気に薄毛・抜け毛が進んだように感じることもあります。
そのため、
AGA治療を受けた意味がなかった
AGA治療にかけた時間やお金は何だったのか
と後悔してしまう可能性があります。
毛量をキープするためには継続治療が必要であることも負担になりがち
先ほど「AGA治療をやめると元に戻る」と述べましたが、毛量をキープするためにはAGA治療を継続して受ける必要が出てきます。
例えば、1ヶ月あたり10,000円のAGA治療を40歳で始め、60歳まで20年間継続したとすると、年間では12万円、トータルでは240万円かかる計算になります。
もちろんクリニックを定期的に受診する手間もかかり、AGA治療を継続することが後悔につながるケースもあります。
⑩定期的に通院するのが負担になった
AGA治療は、定期的に医師の診察を受け、治療の経過を診察してもらう必要があります。
治療の経過によっては、治療薬の追加や変更なども行われますが、
- クリニックが遠い
- 仕事で忙しい
- 誰かに見られたくない
といった形で定期的に通院するのが負担になり、AGA治療を始めたことを後悔することもあるようです。
オンライン診療に対応しているクリニックであれば、好きな場所から診察が受けられるため、定期的に通院する必要は基本的にありません。
しかし、対面診療のクリニックでAGA治療を受けている場合は、定期的に通院するのが負担になりやすいので要注意です。
AGA治療を受けなかったことを後悔するケースもある!|治療しないことで生じる2つのデメリットとは?

AGA治療に関しては、受けて後悔するケースもある一方で、逆にAGA治療を受けなかったことを後悔するケースもあります。
AGAの悩みを軽くすることができない
AGAは、治療を受けないと症状が進行する脱毛症です。
そのため、薄毛・抜け毛といったAGAの症状に悩んでいるにも関わらず、治療を受けずそのままにしていると、AGAの悩みを軽くすることができません。
もちろん、薄毛・抜け毛をポジティブに捉えられる方であれば問題ないのですが、ネガティブに捉えてしまう方の場合、AGAの悩みを抱えたままでいると、
- 鏡で自分の姿を見て落ち込む
- 抜け毛の量を見て不安になる
- 周りからの視線が気になって不安になる
など、精神的に不安定になる可能性があります。
一方、AGA治療を受けて薄毛・抜け毛が改善されれば、AGAの悩みを軽くすることができます。
実際に、AGA治療を受けて薄毛・抜け毛が改善されたことで、気持ちが前向きになる方も多いので、メンタル面にも良い影響を与えるでしょう。
AGA治療の開始が遅れると効果が得られにくくなる
これは、「AGA治療を遅れて始めた場合」になりますが、AGAは進行すればするほど治療の効果が得られにくくなります。
一生のうちに繰り返されるヘアサイクルの回数は1人1人決まっており、全ての回数を消費すると毛根は寿命を迎えてしまいます。
つまり、AGAにより短縮されたヘアサイクルが繰り返されると、毛根の寿命が早く来てしまうのです。
毛母細胞が細胞分裂を繰り返したことで寿命を迎え、毛根が死滅することがあります。
毛髪のヘアサイクルは、一生涯のうち20〜40回ほど繰り返されます。このヘアサイクルが終わったときに、細胞が寿命を迎えます。
AGAでヘアサイクルが短縮されてしまい、1回の周期が短くなると、細胞が寿命を迎えるタイミングが早まります。
引用元:DMMオンラインクリニック
AGAが初期の段階で治療を始めれば、抜け毛抑制の治療のみで対応でき、毛量をキープすることができます。
ある程度症状が進行している場合でも、抜け毛抑制の治療にプラスして発毛促進の治療が行えば、毛量のキープだけではなく増やすことも可能です。
しかし、症状がかなり進んでいて毛根に寿命が来てしまった状態だと、AGA治療薬の効果は見込めなくなります。
一言でいえば手遅れ、「もっと早くAGA治療を始めれば良かった」という状態になることもありえます。
AGA治療にかかる費用負担も大きくなる
AGAが初期の段階では、抜け毛抑制の治療のみで対応できるので、費用負担も抑えられます。
しかし、ある程度症状が進行している状態だと、発毛促進の治療も必要になるので、進行している状態であればあるほど費用負担は大きくなります。
内服薬や外用薬だけでは対応できなくなり、AGA治療を継続するには、より高額になる
- 育毛メソセラピー
- HARG療法
- 自毛植毛
といった治療法しか選択肢がなくなる可能性もあります。
費用負担が高額になるだけではなく、選択肢も狭まってしまうのです。
また、注入療法や植毛が受けられるのは、対面診療に対応しているクリニックに限られるため、オンライン診療でAGA治療を受けたくても受けることはできません。
AGA治療の効果を得るため、そして費用負担を抑えたり治療方法の選択肢が減ったりするのを回避するためには、早い段階で治療を始めたほうが良いのです。
AGA治療で後悔や失敗をしないために気を付けるべき注意点

ここまで、AGA治療で後悔する原因・デメリットや、AGA治療をしないことで生じる後悔・デメリットを紹介しました。
紹介した原因やデメリットから、「どうすればAGA治療で後悔・失敗を防げるのか」という注意点がなんとなく見えてきた方もいるはず。
では、AGA治療で後悔や失敗をしないためには、どういった点に気を付けるべきなのでしょうか?
AGA治療薬は医師に処方してもらう(個人輸入はNG)
- フィナステリド
- デュタステリド
- ミノキシジル外用薬(濃度が5%を超えるもの)
- ミノキシジル内服薬
といったAGA治療薬は、医師の処方が必要な薬です。
個人輸入であれば、医師の処方を受けずに手に入れることも可能なのですが、「⑥自己判断で個人輸入したAGA治療薬を使った」で紹介した通り、リスクが高いと言わざるを得ません。
一方クリニックでは、厚生労働省が承認した日本製のAGA治療薬を処方してもらうことができます。
海外製のAGA治療薬を取り扱っている場合であっても、日本国内での品質チェックを通過したものが処方されるので、個人輸入と比べると安全性が高いです。
ですから、AGA治療薬を個人輸入することは避け、医師の診察を受けた上でAGA治療薬を処方してもらいましょう。
AGA治療にかかる費用を調べて比較する
ここまでで何度か記述している通り、AGA治療は自由診療なので、クリニックによって治療費が異なります。
フィナステリドのみを処方するプランであっても、クリニックによって月々2,000円台で済む場合もあれば、月々10,000円を超える場合もあります。
もし仮にAGA治療による経済的負担が大きいと、AGA治療が続けられなくなったり、家計が圧迫されたりする恐れがあるため、お財布事情に合ったクリニックを選ぶ必要があります。
ですから、複数のクリニックの治療費はもちろん、
- 診察料(初診料・再診料)
- カウンセリング料
- 検査料(血液検査や遺伝子検査など)
- 送料(オンライン診療の場合)
といった追加料金も含めた上で費用を比較し、お財布事情に合ったクリニックを選んでください。
特にオンライン診療で発生する送料に関しては、「送料を取られたのが不満」という方も意外と多いので、しっかり調べておきましょう。
また、AGA治療は効果が実感できるようになるまで時間がかかりますし、効果が実感できた後も、現状維持としてAGA治療を継続する必要があります。
そのため、費用を比較する場合は年単位で比較することも忘れないでください。
費用負担を抑えたい場合、
- 初月(初回)のみ低価格でAGA治療が受けられる
- 追加料金がほとんど発生しない
- まとめ買いや定期購入で割引が適用される
といったクリニックを選ぶことをおすすめします。
長い目で見てAGA治療を継続する
髪の毛が伸びるスピードは、1日に0.3~0.4㎜とされており、成長がゆっくりです。
そのため、AGA治療によってヘアサイクルが正常に戻り、目に見える効果が実感できるまでには時間を要します。
治療を始めてから大体3~6ヶ月程度で効果が実感できるようになる方が多いですが、人によっては1年前後かかることもあり、個人差が大きいです。
「効果が実感できない」といって早々と治療をやめてしまうと、元の状態に戻ってしまう可能性が高いので、焦らず長い目で見て、最低でも6ヶ月間はAGA治療を継続しましょう。
効果が実感できないことで不安を感じた場合は、自己判断でAGA治療を中断せず、必ず医師に相談してください。
症状が軽いうちにAGA治療を始める
薄毛・抜け毛の症状が現れている自覚はあるけど認めたくない
仕事が忙しくてクリニックを受診する時間がない
など、AGA治療を先延ばしにしている方も少なくないと思います。
しかし、AGA治療は症状が進んでから始めても、効果が実感できるまでに時間がかかったり、より高度な治療でなければ対応できなくなったりするもの。
ですから、症状が軽いうちにAGA治療を始めるのがポイントになります。
症状が軽いうちにAGA治療を始めると、比較的早い段階で効果が実感できますし、その分治療費も抑えられます。
初期脱毛が現れる可能性があることを理解しておく
「初期脱毛により「AGAが進行した」と思ってしまった」の項目で紹介した通り、AGA治療を始めて10日~1ヶ月くらいすると、初期脱毛の症状が現れる可能性があります。
初期脱毛が現れない方や気が付かない方もいますが、初期脱毛に驚いてAGA治療を中断してしまう方がいるのも事実。
AGA治療を始めるにあたっては、「初期脱毛により抜け毛が増える可能性がある」ということを理解しておくことが大切です。
初期脱毛で抜け毛が増えると、一時的に頭髪が薄くなったように見える可能性はあるものの、薬が効いている証拠なのでネガティブに捉える必要はありません。
ただ、どうしても不安な場合は医師に相談してください。
医師の指示通りにAGA治療薬を使用する
AGA治療薬の効果は、医師の指示通りに正しく使用した場合に発揮されるもの。ですから、医師の指示通りにAGA治療薬を使用しましょう。
くれぐれも、自己判断で1日に服用・使用する回数を変えたり、錠剤を割って服用したりしないようにしてください。
また、服用や塗布することを忘れる場合は、あらかじめ服用・塗布するタイミングを決めておいたり、家族バレが気にならない方は紙に書いて貼ったりすることをおすすめします。
指示通りに使用しても効果が実感できない場合は相談を!
医師の指示通りにAGA治療薬を使用しても効果が実感できない場合は、治療薬が合っていない可能性があります。
ですから、医師に相談して今後の治療方針を見直してもらいましょう。
「効果が実感できない」と言いづらいかもしれませんが、AGA治療にもさまざまな方法があるので、自分に合った別の治療方法を提案してもらえます。
むしろ、効果が実感できないまま治療を続けるほうがストレスになるので、遠慮なく相談しましょう。
使用するAGA治療薬の副作用を知っておく
「副作用の症状に見舞われた」の項目で紹介した通り、それぞれのAGA治療薬には副作用があります。
副作用が現れない方ももちろんたくさんいますが、どのような副作用の症状が現れる可能性があるのかを知っておくことは非常に重要です。
副作用の症状が辛い場合は、医師に相談した上で治療薬や治療方法の変更も可能ですし、治療自体をやめることもできます。
副作用を知っておくとともに、日々の体調に変化がないかどうかもチェックしておくのもおすすめ。
気になる症状があった場合には、すぐ医師に相談しましょう。
自分に合ったクリニックでAGA治療を受ける
AGA治療は長期にわたるものなので、自分に合っていないと通い続けるのが困難になり、AGA治療をやめてしまう原因になります。
クリニックが合わないことを理由にAGA治療をやめてしまうと、治療する前の状態に戻るだけではなく、お金も無駄になってしまい、人によってはひどく後悔する可能性も。
ですから、クリニックのことをほとんど調べないまま決めてしまわず、よく調べて吟味した上で自分に合ったクリニックを選ぶのが大切です。
自分に合ったクリニックを選ぶ上では、以下のポイントに注目してください。
受けられる治療法や治療薬の種類 (内服薬・外用薬・メソセラピーなど) | 治療法や治療薬の種類が豊富だと、AGA治療の選択肢が広がる |
対応している診療方法 (オンライン診療・対面診療) | 自分のライフスタイルに合った方法で診察が受けられる |
AGAの症例数や実績 | AGA治療における高い技術と専門知識を持っており効果も期待できる |
実際にAGA治療を受けた方の口コミ評価 | 医師・スタッフの対応(接客態度)や院内の雰囲気などの情報を得られる |
これらの情報は、各クリニックの公式サイトはもちろん、
などで調べることができます。
実際にカウンセリング・診察を受けてみることも大切
自分に合ったクリニックを選ぶ上では、「医師・スタッフの対応が良いかどうか」といった点も重要になってきます。
気になるクリニックを見つけたら、実際にカウンセリング・診察を受けてみましょう。実際に医師・スタッフと話してみて
- 説明は患者目線でわかりやすいか
- こちらの質問に対して丁寧に答えてくれるか
- 無理な勧誘や押しつけは行われていないか
といった部分を確認しましょう。
加えて、対面診療の場合は「院内の雰囲気が良い・過ごしやすいかどうか」も重要です。実際に来院してみて、院内の雰囲気や過ごしやすさを確認してみてください。
なお、カウンセリングや診察が無料というクリニックも多いので、自分にぴったりなクリニックが見つかるまで、複数のクリニックでカウンセリング・診察を受けても問題はありません。
「他のクリニックに行くのが面倒だからここでいいや」という気持ちでクリニックを選んでしまった場合、よく吟味して選んだ場合と比べると、あとから不満が出てきて後悔する可能性が高いです。
長くお付き合いするクリニックだからこそ、慎重に選んでください。
対面診療orオンライン診療、選ぶ基準は?
AGA治療を行うクリニックには、
- 対面診療のみ対応
- オンライン診療のみ対応
- 対面診療・オンライン診療の両方に対応
という3パターンがあります。
そのため、自分に合ったクリニックを選ぶ上では、「対面診療とオンライン診療のどちらにするか」も決めなければなりません。
対面診療・オンライン診療それぞれが向いているのは、以下に該当する方です。
対面診療が向いている人 | オンライン診療が向いている人 |
---|---|
・頭皮の状態を直接診察してもらいたい ・医師・スタッフに直接相談したい ・治療法の選択肢が多いほうが安心 ・時間にある程度の余裕がある ・無理なく通える範囲にクリニックがある ・通院していることがバレても問題ない | ・忙しくて通院する時間がない ・AGA治療薬のみの治療で十分 ・場所や時間に縛られずに診察を受けたい ・クリニックが遠方にある(近くにない) ・交通費を節約したい ・誰にもバレずにAGA治療を受けたい |
対面診療・オンライン診療の両方に対応しているクリニックの場合、必要に応じて対面診療とオンライン診療に切り替えができます。
ただ、治療前に検査を行う関係から、初診時は来院が必要な場合もあります。
医師・スタッフの対応や自分との相性を確かめるためにも、対面診療・オンライン診療の両方に対応しているクリニックの場合は、一度来院してみることをおすすめします。
迷ったらAGA専門クリニックを選ぶのが手っ取り早い
自分に合ったクリニックを選びつつ、AGA治療の後悔や失敗を回避する方法として手っ取り早いのが、「AGA専門クリニック」を選ぶことです。
AGA専門クリニックでは、一般皮膚科や美容皮膚科のAGA治療よりも、高度で専門的なAGA治療が受けられるので、後悔や失敗を回避することができます。
AGA専門クリニックは全国各地にありますし、オンライン診療に対応しているクリニックだと、近場にAGA専門クリニックがなくてもAGA治療が受けられます。
AGA専門クリニックでAGA治療を受けるメリットに関しては、後ほど紹介します。
「AGA治療をやめたらどうなるのか」を知っておく
AGAは完治するものではなく、毛量が戻ったら治療が終わるわけではありません。
AGA治療で可能なのは「薄毛・抜け毛の進行を止めること」なので、当然ですがやめたら元の状態に戻ります。
元の状態に戻っても構わない場合は、AGA治療をやめても後悔することは少ないと思いますが、元の状態に戻ると困る場合は、AGA治療をやめたら後悔する可能性が高いです。
とはいえ、ある程度毛量が戻ったら、減薬して現状維持(毛量をキープ)する治療にシフトすることはできるので、減薬したい場合は医師に相談しましょう。
もちろん、効果が実感できない場合や副作用が辛い場合は、無理にAGA治療を続ける必要はないので、この場合も医師に相談してください。
AGA治療だけに頼らずセルフケアも行う
AGA治療だけに頼り、食生活の見直しや頭皮ケアなどのセルフケアを行っていないと、効果が実感できないことがあります。
その結果として、AGA治療を受けたことを後悔する可能性があるので、AGA治療を受けつつ、髪の毛や頭皮に良いセルフケアも取り入れましょう。
クリニックからもアドバイスをもらうことができると思いますが、例えば以下のようなセルフケアが、日常生活に取り入れやすいです。
食生活を見直す | たんぱく質・亜鉛・鉄分・ビタミン(特にA・B群・C・E)イソフラボン を積極的に摂る 食事から摂取するのが難しい場合はサプリメントでもOK 逆に脂肪分や塩分、糖分の多い食べ物は避ける |
睡眠の取り方を見直す | 【髪の毛の成長に必要な成長ホルモンをしっかり分泌させる】 睡眠時間を確保する 睡眠の質を向上させる |
頭皮環境を整える | 【頭皮環境は髪の毛の土台となる】 正しいシャンプーで頭皮を清潔に保つ 頭皮マッサージで頭皮の血行を促進させる |
ストレスを溜めない | 【ストレスから来るホルモンバランス・自律神経の乱れを防ぐ】 ストレスは定期的に発散して溜めないようにする |
AGA治療を行うクリニックの中には、育毛サプリ(スカルプサプリ)や育毛シャンプー(スカルプシャンプー)を取り扱っている場合もあります。
もし、食事から髪の毛に必要な栄養素を摂るのが難しい場合や、どのシャンプーを選んだら良いのかわからない場合は、クリニックで購入することも可能です。
【後悔・失敗を回避】AGA専門クリニックでAGA治療を受けるメリットとは?

「AGA専門クリニックを選ぶのがおすすめ!」の項目で解説した通り、AGA治療の後悔や失敗を回避する方法として手っ取り早いのが、AGA専門クリニックでAGA治療を受けることです。
もちろん、「後悔や失敗を100%回避できる」というわけではありませんが、AGA治療に特化しているため、満足度の高いAGA治療を受けることにつながります。
AGAが疑われる場合、まずはAGA専門クリニックを選びましょう。AGA専門クリニックでAGA治療を受けるメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
AGAに詳しい医師が在籍しており症例数や実績が豊富
AGA専門クリニックには、AGAに詳しい医師が在籍しており、AGA治療の症例数や実績が豊富です。
数多くのAGAの患者さんに向き合ってきたからこそ、
- 正確な診断
- 適切な治療法の提案
- AGA治療で起こりうる副作用やリスクの説明
- 日常生活でのアドバイス
- 経過に合った治療方針の変更
などが行えます。
一般皮膚科や美容皮膚科の場合、AGA治療を受けることはできても、AGAに詳しい医師が在籍しているとは限りません。
そう考えると、AGAに詳しい医師のもとでAGA治療を受けたほうが、満足度が高く後悔の少ないAGA治療が受けられる可能性が高いです。
開業して間もないAGA専門クリニックでも大丈夫!
症例数や実績に関しては、「開業して間もないAGA専門クリニックは大丈夫なのか」と不安になるかもしれません。
ですが、医師は他のクリニックでAGA治療の経験を積んでから開業しているので、特に問題はないと考えて大丈夫です。
治療薬や治療方法の選択肢が豊富
AGA専門クリニックは、一般皮膚科や美容皮膚科と比べると、治療薬や治療方法の選択肢が豊富です。
一般皮膚科や美容皮膚科では、
- フィナステリド(先発:プロペシア)
- デュタステリド(先発:ザガーロ)
- ミノキシジル外用・内服
といったAGA治療薬を使った投薬治療が行われます。
一方、AGA専門クリニックでは、投薬治療のほかに
- 育毛メソセラピー(有効成分を含む薬剤を頭皮に注入する)
- HARG療法(成長因子を含む薬剤を頭皮に注入する)
- LED治療(LEDを照射して毛母細胞を活性化させる)
- 自毛植毛(自分の髪の毛を薄くなっている部分に植毛する)
といった、より高度なAGA治療に対応している場合も多いです。
投薬治療と育毛メソセラピーを組み合わせるなどの治療も受けられます。
そのため、患者さん1人1人の進行度や求める効果、持病や体質に合ったAGA治療を受けることができ、後悔の少ないAGA治療が受けられます。
AGAに関する詳しい検査が受けられる
AGA専門クリニックでは、問診や視診のほかに、AGAに関する詳しい検査が受けられる体制が整っています。
主に、以下のような検査が行われています。
調べること・わかること | 検査方法 | |
---|---|---|
血液検査 | 薄毛や抜け毛の原因は何か (AGAなのか、AGA以外なのか) AGA治療薬を使用しても問題がないか AGA治療薬の効果は得られそうか | 採血 |
遺伝子検査 | AGAになりやすい遺伝子を持っているか 薄毛や抜け毛の原因がAGAなのか 効果的なAGA治療薬はどれなのか | 採血 頬の粘膜の採取 髪の毛の採取 |
こうした検査を行うことで、より正確な診断が可能になる上に、効果的で安全なAGA治療が受けられます。
検査費用はクリニックによって異なり、発生しない場合もあれば別途発生する場合もあるので、その点はしっかり確認しておきましょう。
カウンセリングが無料である場合が多い
AGA専門クリニックでは、本格的にAGA治療をスタートさせる前に、無料でカウンセリングを行っている場合が多いです。
カウンセラーのみが対応し、後日改めて医師の診察を受けるケースもありますが、多くの場合は医師の診察もセットになっています。
- AGAがどんな脱毛症なのか
- どんな治療プランがあるのか
- 治療費はどのくらいかかるのか
といった説明が受けられますし、医師の診察が行われる場合は、
- 薄毛・抜け毛の原因はAGAなのかどうか
- 今の進行度はどのくらいか
といった説明が受けられるため、納得した上でAGA治療を始めることができます。
また、カウンセリングが無料だと、「他のクリニックでも無料カウンセリングを受けて、比較した上でクリニックを決める」ということも可能です。
プライバシーへの配慮が万全
AGAの悩みはデリケートなものですが、だからこそ
AGA治療をしていることを家族や知り合いに知られたくない
待合室で他の患者さんと顔を合わせたくない
といった方も少なくありません。
AGA専門クリニックでは、そんな患者さんでもAGA治療が受けやすいようにと、プライバシーへの配慮を万全にしています。
例えば、
- 他の患者さんと極力顔を合わせることがないように完全予約制を導入
- カウンセリングルーム・診察室は完全個室
といった工夫がされており、プライバシーへの配慮が万全です。
オンライン診療の場合は、来院不要である点はもちろんですが、
- 中身がAGA治療薬であることがわからないような梱包
- 自宅以外の指定場所への配送も可能
といった工夫により、プライバシーに配慮しています。
【注意】AGA専門クリニックにもデメリットはある
AGA専門クリニックでAGA治療を受けるメリットを紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。
デメリットも知っておかなければ、それもまたAGA治療を後悔する原因になりかねないので、デメリットも知っておきましょう。
AGA以外の脱毛症には対応できないことがある
薄毛・抜け毛の症状が現れる脱毛症は、AGA以外にもあります。
もし、薄毛・抜け毛の原因がAGAではなかった場合、AGA専門クリニックでは対応できない可能性があります。
クリニックによりますが、AGA専門クリニックで対応できるのは、
- AGA
- FAGA
- 円形脱毛症
といった脱毛症がメインです。
- 頭皮のかゆみや炎症
- ストレス
- 薬の副作用
と原因で起こる薄毛・抜け毛には対応できない可能性が高いです。
AGA専門クリニックで対応できない脱毛症に関しては、一般皮膚科や美容皮膚科で治療を受ける必要があるので、注意してください。
費用負担が大きくなりやすい
AGA専門クリニックは治療薬や治療方法の選択肢が豊富ですが、高度なAGA治療は基本的に高額です。
そのため、高度なAGA治療を選択した場合には、費用負担が大きくなります。
治療費が原因でAGA治療を後悔している方は多いので、投薬治療はもちろんですが、高度なAGA治療を受ける際はより一層注意が必要です。
AGA治療で後悔した時の3つの対処法

AGA治療を受けて「後悔はない!」と言える状況であれば良いのですが、もしAGA治療で後悔してしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。
AGA治療で後悔した時の対処法を紹介します。
クリニックの医師に相談する
指示通りにAGA治療薬を使っているのに効果が実感できない
効果が現れるまでに時間がかかっている感じがする
初期脱毛の症状が現れたが不安で仕方がない・治まらない
副作用の症状が辛い
といった理由で後悔した場合は、まずは医師に相談しましょう。
相談内容に応じて、処方する治療薬や治療方法を変更したり、アドバイスを受けたりすることができます。
場合によっては
- 副作用の治療を行う
- AGA治療自体をやめる
といった判断が下されるかもしれません。
また、個人輸入したAGA治療を使って後悔した場合も、医師に相談しましょう。
クリニックによっては、個人輸入のAGA治療薬からの乗り換えで「乗り換え割」が適用されるクリニックがあり、低価格でAGA治療を再スタートできます。
他のクリニックへの転院を検討する
費用負担が大きくて家計を圧迫している
今通っているクリニックを選んで失敗した
という理由で後悔した場合は、他のクリニックに転院することも検討しましょう。
費用の問題も含め、今のクリニックよりもさらに好条件のクリニックに転院することで、AGA治療を再スタートすることができます。
クリニックによっては、他のクリニックでAGA治療を受けていた方を対象に乗り換え割を用意しており、通常よりも安くAGA治療が受けられます。
「AGAだと思っていたがAGAではなかった」という理由で後悔している場合も、脱毛症全般が診察できる一般皮膚科や美容皮膚科に転院したほうが良いでしょう。
AGA治療の再開を検討する
AGA治療をやめたことで
薄毛が進行して気になっている
抜け毛が増えて困っている
という理由で後悔している場合、AGA治療の再開を検討しましょう。
この先はAGA治療を受けなくても大丈夫!
AGA治療をやめても後悔しない!
というのは、周りの同世代もAGAを発症している率が上がる、ある程度年齢を重ねた方が多いです。
25年前の本邦における男性型脱毛症の統計から,日本人男性の発症頻度は全年齢平均で約30%と報告されている.この発症頻度は現在もほぼ同程度であり,20代で約10%,30代で20%,40代で30%,50代以降で40数%と年齢とともに高くなる.
引用元:日本皮膚科学会ガイドライン 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
逆に、AGAの発症率が低い年齢の方だと、AGA治療をやめて後悔する可能性のほうが高いです。
AGA治療をやめて後悔し、その後AGA治療を再開する場合は、必ず医師の診察を受けてから再開しましょう。
AGA治療で後悔する原因に関するよくある質問・Q&A

最後に、今回の記事で解説しきれなかった「AGA治療で後悔する原因」に関するよくある質問に、Q&A形式で回答していきます。
Q.ミノキシジルはやめたほうがいい?
「ミノキシジルはやめたほうがいい」という噂がありますが、これはミノキシジル内服薬(ミノキシジルタブレット・ミノタブ)を指していることが多いです。
ミノキシジル外用薬は厚生労働省に認可されており、日本皮膚科学会のガイドラインでも推奨度A(男性は5%・女性は1%)のAGA治療薬なのですが、ミノキシジル内服薬は推奨度D、「ミノキシジルの内服を行うべきではない」とされています。
※参考元:日本皮膚科学会ガイドライン 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
AGA治療薬として認可している国はなく、血圧低下・動悸・めまいなどの副作用のリスクも高いことから、やめたほうがいいと言われています。
ただ、ミノキシジル内服薬をやめたほうが良いのかどうかは、患者さんの状態を総合的に診て医師が判断するので、元々服用していた方が自己判断でやめるのはおすすめしません。
やめたいと思った場合や服用に不安がある場合は、必ず医師に相談しましょう。
Q.AGA治療は一生続く?一生完治しない?
AGA治療を一生続ける必要はありません。
AGAは一生完治する脱毛症ではないので、髪の毛が生えている状態をキープし続けたいと思う限りは続けたほうが良いでしょう。
ただ、「薄毛や抜け毛の状態に戻っても支障がない」と感じるのであれば、その時点で治療をやめることができます。
AGA治療をやめる際は必ず医師に相談し、自己判断で減薬・断薬はしないようにしてください。
Q.AGA治療のやめどきはいつ?
AGA治療のやめどきは、1人1人異なります。
家庭や子育てのほうにお金を使いたい
年齢を重ね、髪の毛が薄くても周りの目が気にならなくなってきた
同世代にも髪の毛が薄い人が増えた
といったタイミングがやめどきになっている方が多いようです。
Q.女性もAGA治療を受けることはできる?
薄毛・抜け毛に悩む女性も、AGA治療(FAGA・女性型脱毛症)の治療を受けることができます。
男性と同様にミノキシジルを使用するほか、女性の場合はパントガールやスピロノラクトンといった治療薬も使用されます。
ただ、女性の薄毛・抜け毛の原因は幅広く、FAGAではないケースも少なくありません。複数の原因が混ざり合って引き起こされていることもあるため、原因に応じた治療が必要です。
また、妊娠中や授乳中だと治療が受けられないこともあるので、その点には注意してください。
【まとめ】AGA治療で後悔する原因を事前に知ることはとても重要!
今回は、AGA治療で後悔する原因と、AGA治療で失敗しないための注意点について解説しました。
AGA治療で後悔する原因として、
- 治療費を負担するのが大変だった
- 初期脱毛により「AGAが進行した」と思ってしまった
- 効果が実感できるまでに時間がかかった・効果が実感できる前に治療をやめた
- 治療薬が合わずに効果が得られなかった
- 副作用の症状に見舞われた
- 自己判断で個人輸入したAGA治療薬を使った
- クリニック選びを間違えた・失敗した
- 薄毛・抜け毛の症状の原因がAGAではなかった
- AGA治療をやめたら薄毛・抜け毛が増えた(元の状態に戻った)
- 定期的に通院するのが負担になった
の10点を挙げましたが、見ての通り後悔する原因はたくさんあるのが現状です。
AGA治療を受けたいと考えている方は、「髪の毛を取り戻せるかもしれない」という希望を抱いていると思います。
だからこそ、「後悔する原因がたくさんあるなんて考えたくない」と、あまりネガティブな情報は見聞きしたくないかもしれません。
ただ、こういった後悔する原因を事前に知っておくことで、後悔・失敗の少ないAGA治療を受けることにつながります。
AGA治療で後悔・失敗したくない方は、是非参考にしてください。