 |
|
 |
 |
 |
「カロペプタイド」とは、オットセイの筋肉から抽出された良質なタンパク質のことです。 当社は1986年に特別な方法でカロペプタイドを分解抽出する方法を考案し、特許を取得しました。それは、オットセイの骨格筋の加水分解する過程で、臭い・色・苦みなどを除去し、効率よくアミノ酸とペプチドの混合物(カロペプタイド)を抽出する方法です。
|
 |
 |
 |
 |
カロペプタイドはふつうのタンパク質とどう違うのでしょうか。まず、カロペプタイドがとれるオットセイですが、オットセイはほかの動物と大きな違いがあります。1頭のオスが20〜30頭、多い場合は100頭ものメスをしたがえてハーレムをつくり、繁殖期に飲まず食わずで1か月もの間、子づくりに励むことです。これはほかの
|
|
動物では見られないものです。そのため、オットセイは昔から漢方薬などとして重宝がられていました。 やがて、オットセイが科学的に研究されるようになり、カロペプタイドにはほかのタンパク質にはないある特長があることがわかってきました。それはカロペプタイドがほかのタンパク質にはみられないすぐれた点があるということです。
|
 |
 |
|
「カロペプタイドは良質なタンパク質」とお伝えしましたが、その意味の1つは、必須アミノ酸です。
アミノ酸は20種類あり、その結びつく順序によって10万種ものタンパク質ができます。アミノ酸の中には「必須アミノ酸」と呼ばれ、生物が自分の体内でつくることができず、体外から摂取しなければいけないアミノ酸が9種類あります。カロペプタイドはその9種類すべてを含んでいるのです。
|
 |
■アミノ酸分析試験結果 |
[財団法人日本食品分析センター調べ] |
分 類 |
結果
|
分 類 |
結果
|
分 類 |
結果
|
×アルギニン |
3.57 |
○イソロイシン |
2.95 |
グルミタン酸 |
9.78 |
○リジン |
5.84 |
○メチオニン |
1.75 |
セリン |
2.45 |
△ヒスチジン |
1.76 |
○バリン |
3.57 |
○スレオニン |
3.07 |
○フェニルアラニン |
2.41 |
アラニン |
5.04 |
アスパラギン酸 |
5.56 |
チロシン |
1.78 |
グリシン |
4.47 |
○トリプトファン |
0.29 |
○ロイシン |
6.64 |
プロリン |
3.38 |
シスチン |
0.17 |
|
 |
注1.供試品100g中のアミノ酸g数 注2.バリン・シスチンは、過ギ酸酸化処理後、塩酸加水分解し測定した。
注3.○・△印は必須アミノ酸、×印は精液構成物質。
|
 |
■栄養分析試験結果 |
[財団法人日本食品分析センター調べ] |
分析試験項目 |
結果
|
分析試験項目 |
結果
|
分析試験項目 |
結果
|
水分 |
27.5% |
灰分 |
1.7%
|
重金属(Pbとして) |
検出せず |
たんぱく質 |
67.1% |
ヒ素(As2O3として) |
1.0ppm |
|
- |
|
注1.窒素・たんぱく質換算係数:6.25 |
 |
 |
 |
1967年、カロペプタイドを研究した慶応大学医学部から、次のことが発表されました。 (読売新聞昭和42年11月19日掲載) 「カロペプタイドは哺乳動物の末梢血管を拡張し、血液の末端組織の流入を抗進させる特性が強く、新陳代謝機能を増進させ、必然的に老化ならびに病的組織を賦括させる効果が顕著である」 「毒性の有無も調べたが動物試験では数十倍(適量の)百倍以上を投与しても何等副作用は発見できなかった」つまりカロペプタイドは、副作用もなく、血管拡張作用があって新陳代謝を促進する、ということです。
|
 |
[財団法人日本食品分析センター調べ] |
●カロペプタイド(軟調)の
経口投与による皮膚表面血流への影響
|
●皮膚表面血流において
被験物質組とコントロール組との比較
|
 |
|
 |
 |
 |
先に紹介した慶応大学の研究グループは研究概要を次のようにまとめました。1つは「健康上の効果」。悪性の神経痛、リウマチ、肩痛、腰痛、喘息に驚くべき効果があったとされました。もう1つは「美容上の効果」。老化した細胞、病弱細胞が活性化され、ニキビ、ソバカス、小じわ、しみなどの防除に有効的で、長期使用すると白髪を根本から黒変させたと報告されました。
また、その後の当社の研究によって、歯槽膿漏、痔、生理痛、糖尿病にもよいことがわかってきました。
近年、生活習慣病が注目されていますが、グリーンランドに住むイヌイットは、心筋梗塞などの患者が少なく、死亡率が非常に低いといわれます。これは、食生活において青身の魚や、それをエサとするアザラシやオットセイなどの海獣をとてもたくさん食べているためです。青身の魚や海獣に多量含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を摂取している他に、オットセイのタンパク質が非常に良質であるからと考えられています。
現在、当社ではオットセイのタンパク質だけでなく、オットセイ“油”の研究も進めており、将来的にはオットセイ油を使った商品開発も考えております。タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルは「5大栄養素」と呼ばれますが、健康に欠かせない栄養素を、これからもヴィタリス製薬は提供してまいります。
|
 |
ヴィタリス製薬は「健康と美」をテーマに自然と調和し創造する研究開発企業です。
ヴィタリス製薬株式会社
【本社・工場】〒355-0118 埼玉県比企郡吉見町下細谷96
TEL 0493-54-1133 / FAX 0493-53-1170
受付時間:午前9時〜午後5時 (土日祝祭日、年末年始その他所定の休日を除く)
|
 |